きれいにすることを目的とするお店と格好良い洋服を維持することを目的としたクリーニング店

しみ抜き洗濯芸人うにぞう

洗ってますかー?
しみ抜き洗濯芸人うにぞうです!

某日、僕の所にしみ抜きやクリーニングのいろいろを習いに来ているトミーが工場に来ていました。

4代目の跡継ぎ、埼玉白勇舎クリーニングのトミー

いろいろとがんばっているので、かっこいい写真を撮ってあげましたw

「その角度はヤバいですね」とか言って、浮かれてて可愛いやつw
彼のインスタの写真なんかに使えるようになんですが、写真が良いと印象もかなり変わりますよね。

僕も自分の写真撮ってくれる人欲しいです。

さて、今回はズボンの仕上げについて、お話したいと思います。

クリーニング店はどこでも同じじゃありませんよ?
っていう話を、よくしていますが、こんな所をチェックしてみると、わかるかもしれません。

糸が詰まっている

水洗いしたズボンや、湿気などが原因で、横の糸が詰まっています。
また、仕上げ作業を簡略化しているクリーニング店に出している場合、こうした所にアイロンが入っていない場合があり、きれいになってもどこかヨレヨレの仕上がりになってしまいます。

しっかりプレスされたスラックス

上のようにしっかりこうした所もアイロンしてもらえると、洋服のシルエットがピシッと決まって、格好よくなります。

丁度、今、地元の中学校から職業体験ということで、お手伝いに来てもらっていますが、

「現在の洋服の意味ってなんだと思う?」という質問をしてみました。

生徒さんは「オシャレ!」と答えました。

そうなんです。

現在は、寒さを凌ぐためや、裸を隠すための機能的目的で衣料を買う人はいなく、自分の表現手段のひとつとして好みの洋服を選んで購入しているわけです。

僕は「そうなんだよ。クリーニング屋さんも汚れている(もしくは汚れているだろう)衣類をきれいにするという目的のお店と、洋服を格好よい状態に保ち続けることを目的とするお店とあるんだよ」と答えました。

「うちのお店は格好良い状態に保ち続けることを目的としたお店だから、そういう気持ちでお仕事して下さい」と指導しました。

もちろん、格好良い洋服にするためには汚れは必要ないものですから、きれいにすることをしないわけではありません。だけど、きれいにすることだけを目的にしてしまうと、格好良くすることにとってマイナスになってしまう作業などもあります。

そうしたことにも気を使って作っている仕事が、僕の目指す仕事です。

小さなことかもしれないけど、また、着用してまたしわになってしまうかもしれないけど、そうした地味なことを常に洋服に施すことで、格好良い洋服が維持されるとうにぞうは思っています。

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