洗ってますかー!
洋服についたしみというのは、大抵が何のしみかなんて、分からないことが多いもので、クリーニング店の受付で「ここしみついてますけど、何のしみですか?」なんて言われたって、いちいち覚えちゃいない。
考えてもみなさいよ、旦那や子供の服についた「しみ」を、奥さまが何のしみがどこについているか、すらすら言えたら、逆に怖いったらありゃしない(笑)
「何でお前が、俺の服についたしみの正体を知ってんだ?」って、普通なりますよ?
自分の服ならともかく、自分以外の服についたしみというのは、大抵、原因不明なわけです。
デリケートな部分のしみ
素人プロ問わず、場所から推理できる汚れやしみがあります。
例えば、襟(えり)や脇の黄ばみは汗と相場が決まっているわけ。
男物の股座(またぐら)が黄ばんでいれば、それは尿じみに決まっているわけで、それをクリーニング店の受付が「これは何のしみですか?」なんていう質問をお客にしてたら、「どんだけサディストな受付だよ!」という感じで、その質問をされてニヤニヤして頬を赤らめるドМな客もまずいない。
そこは、さりげなく、目をチラッとズボンの股座の方へやってから、「しみになってますけど、しみ抜きさせてもらってよろしいですか?」ってな具合に、いたわりの気持ちを持って、お客に聞いてやって欲しい。
うにぞうは自分で処理できるけど、これ、お客の立場になると、けっこう恥ずかしいものがあると思いますよ、実際。
利用しているクリーニング店で自分のズボンの股座見せて、「おしっこしみになっちゃったんで、取って貰っていいですか?」って、かなりハードル高いセリフだと思う。
こっちは慣れてるから、そう言われたとしてもどうってことないんだけど、受付スタッフは察してうまくしみ抜きに促してもらいたい。
女性も同様にとてもデリケートなしみがある。おりもののしみや生理の血だ。
男性読者もいると思うので、一応言っておくが、おりものと生理の血は別物であることを理解しているだろうか。
下の図はサラサーティのサイトから拝借したものだが、そこには「性器の分泌液の集合体」とあった。
これを見るだけで男性の僕は、女性は大変だなと思うが、お気に入りの洋服にそれらがついてしまって、困っている人は少なくない。
おしっこしみ同様の配慮が、受付に必要であることは明白ですねぇ。
ただ、お客側の読者には、本当に覚えておいて欲しい。
僕らはプロなので、受付でどんなしみが付いていたとしても、そんなこと全く気にしないということ。
外科医が臓物見ても何も思わないのと同じです。
恥ずかしいなんて、微塵も感じる必要ありませんよ。
クリーニングの現場では当たり前の光景で、おしっこのしみや生理の血などが付いたものを見ても、何も感じていませんから。
遠慮なく、申し付けください。
中には臭いを直接嗅いで、しみが何かを判断する手練れもいますからね。
うにぞうはできませんが(笑)
家でやるなら【うにぞうスペシャル】がやっぱり最強!
おしっこ、おりもの、生理の血、脇の汗。
デリケートしみの代表格ですが、うにぞうが推奨するうにぞうスペシャルで十分対応できます。もちろん、絶対ではありませんし、それなりにリスクはありますので、上のブログを読んだり、動画観てみてください。
家でやってしまったことが原因で、その後にクリーニング店に依頼した場合、本来取れたものが取れなくなってしまったり、穴があいたりすることにもなるので、あくまで、部屋着なんかを自分でやってもらって、他所行きの服はプロに任せることがいいと思います。
デリケートご法度しみは、うんちと嘔吐物
これは基本的にモラルの問題だと思いますけど、知らない人も多いので記しておきますが、クリーニング店では基本的に排泄物や嘔吐物は取り扱えません。
何故かっていうと、病気の感染源になる恐れがあるという事と、他のお客様が不快に感じるからです。
例え、そのお洋服一点で洗ったとしても、その後、同じ機械で、自分の洋服が洗浄されていると思ったら嫌じゃないですか?
衛生業ではありますが、何でもやれるということではありません。
また、モラル的な要素だけでなく、一般のクリーニング店ではそのようなものを洗うことを、法律的な観点からも許可されていません。
理由は最初に述べた通りで、消毒するための設備などが整っている所が一部許可されていますが、その処理はシーツや介護施設、病院などのものを洗うためのもので、一般衣類は受け付けていない場合が多いですし、定められた殺菌法は一般衣類では行うことが出来ません。
脱色や縮みなどの事故の可能性が高いですからね。
間違っても、「漏らしちゃいましたぁー」って、クリーニング店に持って行かないでください。
ちなみにうんちがついちゃったら、その部分に中性洗剤や粉せっけんを付けて、お湯の中でよく揉んでください。色素が残る時は【うにぞうスペシャル】で取ってください。
赤ちゃんがいる家庭では、うんちや嘔吐物なんかのしみも服などについちゃうことあると思いますので、うにぞうスペシャルをマスターして、家庭しみ抜きに役立ててもらいたいものです。
ちなみに、ネットで売っているものより、うにぞうスペシャルは強力ですが、漂白剤の一種なので、色が弱いものに使うと脱色しますので、それだけは念頭に入れておいてくださいね。
そんなわけで、デリケートな部分のしみや汚れのお話でした。